30年後には年金2割減?最悪のシナリオは?
厚生労働省が長期的な年金の見通しを発表しました。
標準的なケースでは30年後には2割も減るという試算を発表し、さらに最悪のパターンも。
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厚生労働省は27日、公的年金制度の財政検証結果を公表した。経済成長率が最も高いシナリオでも将来の給付水準は今より16%下がり、成長率の横ばいが続くケースでは3割弱も低下する。60歳まで働いて65歳で年金をもらう今の高齢者と同水準の年金を現在20歳の人がもらうには68歳まで働く必要があるとの試算も示した。年金制度の改革が急務であることが改めて浮き彫りになった。
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少子高齢化は日本経済を衰退させるだけではない。年金財政も悪化させる。現役世代が支払う保険料で今のシニア世代を支えるという仕組みのため、少子化が進めば進むほど、年金制度の維持が難しくなるからだ。
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「老後資金」の不安はどうして起こるのでしょうか?
主な理由は、2つあると思います。ひとつは長生きになったこと、もうひとつは公的年金(老齢年金)に対する不安です。
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寿命100歳が当たり前になるこれからの人生設計について書かれた『ライフ・シフト-人生100年時代の人生戦略』(リンダ・グラッドソン著、東洋経済新報社)が販売数25万部を突破し、今なお多くの人に読まれている。それだけ多くの現役世代は自分の老後について意識を向けているのだ。