ワインの度数の平均って?高いと低いとどうなるの?ワイン入門
ワインの度数の平均って?高いと低いとどうなるの?ワイン入門
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ワインのアルコール度数が均一じゃない1番の理由は、異なる糖度のブドウが様々なタイプのワインに醸造されているからです。ワインは製造過程で糖度がアルコールに変わっていきます。簡単に言えば、糖度の高いワインからはアルコール度数の高いワインが醸造され、糖度の低いワインからはアルコール度数が低いワインが醸造されます。
糖度が高くなりやすいブドウ品種の一つとして、シラー(又はシラーズ)があります。
フランスではシラー、オーストラリアではシラーズと呼ばれる品種は太陽の光をいっぱいに浴びて、糖分をその実にしっかりと貯えます。シ
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キリンビール大学【醸造学部】よこたとくお教授の漫画による、アルコール度数についての講義です。「度」と「%」の違いや、アルコール度数が高まる製法など、詳しく説明しています。
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ひと口にワインと言っても、種類はたくさんありますが、以下がメジャーなワインのアルコール度数の目安です。
・ステルスワイン(赤、白、ロゼ)……9~15%
・スパークリング……11~12%
・スパークリング(甘口)……5%程度
・酒精強化ワイン(ポートワイン、シェリー)……15~22%
厚生労働省では「一般的なワインのアルコール度数」は12%と定めていますが、ワインの種類によってアルコール度数はそれぞれ違うことが分かります。
赤と白はどっちが高
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近年ワインをめぐる議論のひとつに、ワインのアルコール度数をめぐる議論があります。ここ数年、特にカリフォルニアなどで造られるワインは、アルコール度数が高い傾向にあり、度数が14度を超えるものも珍しくなくなっています。ときには、15度を超えるものも見受けられます。このことは何を意味しているのでしょうか。少しその背景を探ってみたいと思います。
ワインのアルコール度数が高くなる背景には、いろいろなことが考えられます。その大前提として、高いアルコール度を得るためには原料ぶどうの糖度が高くなければならない、ということを知っておく必要があります。ワインのアルコール度数をめぐる議論の根底にはいつも、ワインのアルコールはどこから生まれるのかという、アルコール発酵の原理が働いて