新大統領バイデン氏の政策は?トランプ時代とどう変わる?
新大統領バイデン氏の政策は?トランプ時代とどう変わる?
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トランプ大統領は、存在感を増し続ける中国と、貿易や安全保障など多方面で激しく対立しています。
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっても、中国が諸外国に物資や医療面で支援にまわり存在感を増す中、ウイルスは中国が発生源だと強調して責任を追及するなど対立を深めています。
また、就任当初から「アメリカ第一主義」を掲げ、イランの核合意から離脱したほか、同盟国にはアメリカ軍の駐留
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現地時間の11月3日に投開票されたアメリカ大統領選は異例の激戦となっており、日本時間の5日午後になっても最終結果は判明していない。
中西部などの激戦州では開票が遅れた郵便投票の集計が進むにつれ、いったんは劣勢が伝えられた民主党ジョー・バイデン前副大統領が盛り返しており、勝利に必要な過半数(270)の選挙人獲得を射程にとらえたとの見方が広がる。序盤のトランプ優位が消えていく「レッド・ミラージュ(赤い蜃気楼)」と呼ばれる現象が起きつつある。
ただ、共和党の現職、ドナルド・トラ
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米国の動向から読み解くビジネス羅針盤
民主党オバマ政権(2009~2017年)、共和党トランプ政権(2017年~)の下で、米テック大手は我が世の春を謳歌(おうか)し、その時価総額は空前の規模にまで膨らんだ。11月の大統領選挙で民主党のバイデン候補が勝利すれば、この流れは大きく変わるのだろうか?だが翻ってバイデン候補のこれまでのテック政策についての発言を振り返ると、あいまいで具体性を伴わない発言が多い。今後の米テクノロジーの発展を占う上でも重要な、同氏のテック政策感を掘り下げていく。
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「ねじれ状態」はどうなる?
米大統領選は、バイデン氏の勝利の方向へ歩み出している。7日夜、バイデン氏が勝利宣言した。しかし、トランプ氏は、法定闘争する構えであり、最終的にどちらが勝者になるのか、結果が出るまでは時間がかかるだろう。
ひとまず、菅首相をはじめとする各国の指導者は祝意をバイデン氏に伝えている。市場もバイデン氏勝利を折り込みつつある反応だ。トランプ氏の提訴がとこまで取り上げられるか不透明であるとともに、一定の州で規定通りに再集計するとしても、これまでの歴史を見る限り、覆る可能性は低いからだ。