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今年の巨人は強い。
3年連続で広島の天下が続いたセ・リーグ。しかし今季はペナントレース終盤の9月を迎えて、久々に巨人が首位を走る戦いが繰り広げられている。
オフには丸佳浩外野手らを獲得する大型補強を行う一方で、開幕するとエース・菅野智之投手の不振など決して万全ではない中で、4年連続で優勝から遠ざかっているチームを、優勝争いへと導いてきたのは昨オフに3度目の監督復帰を果たした原辰徳監督
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巨人・原辰徳監督の2シーズン目がスタートした。監督復帰1年目の昨シーズンは「2番・坂本勇人」という攻撃的オーダーとともに、大胆な采配、用兵でチームを活性化。見事に沈滞気味だったチームのムードを吹き飛ばして5年振りのペナント奪回を果たした。今季はフリーエージェントでの補強などもなく、現有戦力の底上げが中心で連覇に挑むことになったが、原監督の胸の内にあるV2への秘策とチームにとっては悲願の日本一奪回への思いを直撃した
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ペナントレースは残り1カ月を切り、5年ぶりの覇権奪回をかけた巨人の戦いは、いよいよラストスパートに入る。
原辰徳監督へのロングインタビュー最終回は、その最後の戦いのキーマンとなる阿部慎之助捕手への思いと、最強の“リーダー論”を聞いた。
――7月から8月にかけて17試合を3勝14敗と大きく負け越した時期がありました。7月31日から6連敗して、8月7日の中日戦ではベテランの阿部慎之助捕手を5番に起用しています。その試合を勝って再び、チーム状態はプラス
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読売ジャイアンツの監督に復帰した原さんが、
5年ぶり37度目のセ・リーグ優勝に導きました。
いつもなら開幕前の春季キャンプを
糸井重里が訪ねることが恒例でしたが、
「今年のジャイアンツは特におもしろかったから」
と、秋の宮崎キャンプに初めてお邪魔しました。
2019年、監督がうれし涙を流したリーグ優勝と、
思うように戦えなかった日本シリーズ。
強さと弱さを見せた今年のジャイアンツは、
いつだってピンチが前提とい
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2015年のシーズンを最後に、巨人軍の監督業に終止符を打った原辰徳元監督。12年の監督生活の中で、7度リーグ優勝し、そして3度日本一に輝くという華々しい成績を残した。
ボクは正直、特別巨人が好きというわけではないし、むしろプロ野球自体にもそこまでの興味はもっていない。ただそれでも、巨人というチームがどこよりも「常勝」を課せられたチームであることは知っている。そのチームを率いる監督という立場にかかる重圧というのは、いったいどれほどのものだったのだろうかと思う