五輪後の日本ってヤバい?五輪を開催した都市のその後とは?
来年に迫った東京オリンピック
楽しみと同時にオリンピック開催国の経済を見ると、どこもオリンピック後の経済で苦労している様子も。
日本のオリンピック後の景気はどうなる?
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ブラジルのリオデジャネイロで夏季五輪が開催されてから約1年半。韓国の平昌では、冬季五輪の開幕が迫っている。
大会としては成功を収めたものの、リオ五輪の施設はたびたび批判にさらされてきた。選手村は「生活をするのに適さない」と言われ、セーリング会場にいたっては、競技が始まる前に、その一部が約3メートルの波によって壊れた。
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「ロンドン五輪で日本選手が大活躍したな」。スポーツ好きの友人が探偵、松田章司に話しかけてきた。「観戦のために世界中から人が集まり、期間中は開催国の景気がよくなりそうだけれど、終わったらすぐ悪くなったりしないよな」
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先日、地球の裏側から、なんともやりきれないニュースが届けられた。リオデジャネイロのブラジル国立博物館で火災が発生して、200年の歴史ある建造物だけではなく、2000万点を超える収蔵品の約9割が全焼してしまったのである。
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東京都が試算したオリンピックの経済効果は、需要増加が約1兆2000億円、経済波及効果は約3兆円となっている。直接的な需要増加はGDPのわずか0.25%にしかすぎず、日本経済全体からみれば、効果はほとんどゼロに近いといってよい。
だがこの試算に対してはオリンピックの効果について意図的に過小評価しているという声も聞かれる。