スエズ運河通行料高すぎ!座礁事故を機に知りたいスエズ運河とは
スエズ運河通行料高すぎ!座礁事故を機に知りたいスエズ運河とは
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2021年3月21日の、スエズ運河でのコンテナタンカー船『エバーギブン(Ever Given)号』の座礁から早くも1週間が経過。
立ち往生から回復の兆しは見えてきたようだ…。
アジアとヨーロッパを結ぶ海上交通の要衝であるスエズ運河が通れない状態となってから丸6日がすぎ、周辺に待機する船舶は、36
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スエズ運河。地中海と紅海を結ぶ世界海運の大動脈である。
今から40年前、キューバ危機やベトナム戦争が勃発し世界が激動する中、遠くエジプトの地でスエズ運河の堅い岩盤を克服しようと奮闘する技術者達の姿があった。
中東戦争勃発による工事中断を余儀なくされながらも五洋建設(旧水野組)は延べ20年にわたりスエズ運河の強固な岩盤を掘削し、再び運河に命を吹き込む。
日本の海洋土木技術の威信を懸け国際舞台に挑んだ五洋建設の物語です。ご覧下さい。
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20世紀最大の土木工事
首都パナマ市の中心から車で南西に5kmほど行くと
「アンコンの丘」と呼ばれる小高い場所がある。丘から
北西を望むとパナマ運河と港湾施設が一望できる。ま
た、東には旧市街地が、北東には新市街地の高層ビル
群が林立する。
人口約386万、国土面積75,517km2のパナマ共和国
の中央部に位置するパナマ運河は、1914年に完成した。
二つのゲートを設けて高低差のある水路
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地中海と紅海をつなぐスエズ運河が3年連続の通行料の値上げに踏み切る。2012年に3%、13年に5%値上げしており、これに続くものだ。今回の値上げも3~5%とみられており、結果、11年時と比較すると1割近いコストアップとなる。
スエズ運河の通行料は、例えばLNG(液化天然ガス)船であれば1隻1回につき5000万円かかる。1年間に日本の海運会社がスエズ運河に支払う通行料の総額は400億円に上るというから、「値上げは頭が痛い」(朝倉次郎・日本船主協会会長、川崎汽船社長)話だ。