ますます増えていくコロナ、なぜ止まらない?世界の動向は?
ますます増えていくコロナ、なぜ止まらない?世界の動向は?
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新型コロナウイルスの感染者が世界全体で1000万人を超えた。世界保健機関(WHO)は、コロナ禍が新しい危険な段階に入ったと警告する。
西欧やアジアでは多くの国が、新型ウイルスをある程度、制御できている。しかし、世界の他の地域では感染拡大が加速している。
世界全体で最初の100万人の感染が確認されるまでに、3カ月かかった。しかし、直近の100万人はわずか8日間で確認された。
しかも、この人数はウイルス検査で陽性と確認された人に限られる。つまり、南米の政府幹部が言うように、おそらく「氷山の一角」に過ぎないのだ。
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「新型コロナウイルスは高温多湿で死滅する?」と題して、「新型コロナウイルスは低温低湿度地域に広がり、高湿度環境では速やかに死滅する性質を持つことから、日本では梅雨と夏の到来により感染リスクが下がる可能性がある」と述べた。これまでの国内感染者数の推移を見るに、その予測は外れていなかったが、ここに来て東京を含む首都圏で新規感染者数が減少から横ばいに転じ、予断を許さない状況が続いている。
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米ジョンズ・ホプキンス大の集計で日本時間23日、世界の感染者が累計で1500万人を超えた。世界最大のコロナ大国である米国は、連日5~7万人ペースで感染者が増え続けている。ブラジル216万人、インド119万人を加えた上位3カ国に世界全体の5割近くが集中する。ペルー、チリ、メキシコなど中南米諸国や南アフリカを中心とするアフリカでも感染者が急増しており、世界がコロナを克服する道筋は見えてこない。
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新型コロナウイルスの感染拡大が始まって、すでに数か月が経過した。
世界では、死亡者数で、アメリカが11万人、ブラジル、イギリスが4万人に達している。感染者数では、アメリカが224万人、ブラジルが106万人、ロシアが59万人を超えている。今後はアフリカの紛争地など、医療体制が脆弱な地域での感染爆発が懸念されている。
世界全体で感染者は886万331人、死亡者は46万5740人。日本の感染者は1万7916人、死亡者は953人(横浜港に停留したクルーズ船を含まない)に達している(6月22日現在/世界保健機関(WHO)調べ)。